2026/03/05 00:50

 11月1日(土)、いろいろなご縁が重なり、備前、美作、バルセロナを融合させたスペシャルなコラボ茶会「Foc i Forma(フォク・イ・フォルマ/「火」と「形」)」を開催させていただきました。

 会場となったのは、東京・神楽坂の「和茶」さん。この看板が目印と言われてもなかなか難易度の高い設定となっています。

 亭主はスペイン出身の茶人・宗暁(そうぎょう)さん。6月のバンコクのイベントで知り合い、7月の角窯の窯焚きにも来てくださいました。スペイン語(カタルーニャ語)、英語、日本語を操り、お茶のこと、お菓子のこと、そして備前焼のことも丁寧に説明してくださいました。

 今回のお茶会で使用するのは抹茶ではなく、岡山県の美作地方で生産されている「美作番茶(小林芳香園)」。急須で淹れるスタイルになるので、お点前にもアレンジが加えられていました。

 お菓子はスペインのカタルーニャ地方に伝わる伝統的なお菓子のパナジェッツ(Panallets)。「諸聖人の日(11月1日)」に食べられるということで、この日にぴったり。カタルーニャにルーツを持つレストラン「MASIA」のシェフ、Mateoさんが手掛けてくださいました。

 お茶席は全4席。どの席も大入りで備前焼のことについてもいろいろとお話しさせていただきました。皆さん食い入るように話を聞いてくださり、お茶室という空間は、何かを伝えたいという時に、すごく良い環境のようにも感じました。

 ある席では備前焼作家の三浦裕二さん(右端)もお見えになり、話を聞くと銀座の夢幻庵さんで個展をされているとのことでしたので…。

 最後の席が終わり、片付けをした後に急いで会場へ伺いました。何とか間に合って三浦さんにも再会することができました。三浦さんは備前焼のほかに寒風須恵のシリーズも手掛けており、青みがかった風合いが何ともカッコよかったです!

 そして、11月24日(土)は備前での茶会。新しく生まれ変わった備前市美術館の茶室で、こちらも4席行いました。ちなみに宝山窯はこの時、登り窯の窯焚き中。お手伝いに来てくれていた海外勢も招待しての茶会となりました。

 今回もメインで使用するのはもちろん備前焼のうつわ。

 美作番茶とカタルーニャの伝統菓子・パナジェッツ(Panallets)の準備も整い…。

 茶室では、床の間も備前焼の一輪花入でばっちり決めて、いざ本番というところだっただのですが、窯焚きまでの疲れなのか何なのか、のどを痛めてしまい、全く声が出ない状態に…。

 全くもっておしゃべりができない状況でしたが、今回は小林芳香園の小林将則さんが来てくださっていたので、説明はお任せして、裏方でサポート。備前焼のことについては窯焚きをしているので、窯場へ来てくださいとかすれ声でアナウンスをするにとどめました。

 備前でのお茶席も全4席で満席となり、東京・神楽坂でのそれとはまた雰囲気の異なるものとなりました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました!またどこかで、こんなお茶会ができたらいいな、なんて思っています。

 ちなみに、このイベントは、カタルーニャ州政府と在バルセロナ日本国総領事館による「カタルーニャ―日本年(2025–2026)」の公式文化プログラムにも選定されたということで大変名誉なことでもありました。備前焼とカタルーニャ。これをきっかけに何か面白いことができればいいですね。



オンラインショップ「hozangama lab.+」

Instagram「備前焼窯元 宝山窯 Bizen Pottery Hozangama」

Facebook「備前焼窯元宝山窯 Bizen Pottery Hozangama」