2024/12/19 19:33

10月12日(土)から14日(月・祝)までの3日間、東京・浅草にある「和陶器 やま𠮷」さんの軒先をお借りして、備前焼のろくろ実演と体験会を行いました。

会場となった「和陶器 やま𠮷」さんは、昨年創業100年を迎えた老舗の陶器店。観光の名所である「雷門」のすぐ近くということもあり海外からのお客さまも数多くお見えになりました。スカイツリーもご覧の距離感!

お店の前を人力車やマ〇オカートが颯爽と走り抜ける様子も、備前で見ることはできません。浅草に来たという感じがします。



肝心のろくろ体験は、事前予約も多数あり、キャンセル待ちが出るほどの大盛況。3日間の枠がすべて埋まり、特別枠を設けるほどに。近くは浅草の子供たちが、お友だちを誘って遊びに来てくれ、遠くはアメリカ、オーストラリア、中国など、やきもの好きの海外旅行客の方もチャレンジしてくれました。

中には陶芸家の方も。こちらはイスラエルで陶芸をしているシャローネさん。パートナーの方と一緒に日本を旅行中とのことで、母国には共同の工房や穴窯があるそう。いろいろとお話をするうちに備前へも遊びに来てくれることになり、11月の登り窯の窯焚きにも参加してくれました。

3日間を通して、ろくろにチャレンジしてくれた方は50名を超え、ほぼすべての作品を焼成することになりました。どれも名品揃いです。

また、体験の合間や空き時間には実演も披露。電動ろくろでの制作や手びねりなどで備前焼の技法を紹介しました。

道行く方の注目度も高く、熱心に質問される方や、また戻って来て体験に参加される方なども。スマホを片手に動画撮影をする方も多く、良いPRの場になったと感じています。

店舗内には備前焼コーナーを設置し、お客さまが直接手に取ってご覧いただけるように。

ご案内係には、英語、中国語、日本語が堪能なシュさん(10/12・13)、ジョさん、ホウさん(10/14)にお手伝いいただき、日本の方だけでなく、海外の方に向けても積極的に備前焼のPRを行いました。

あわせて、翌週に控える「備前焼まつり」の告知も忘れずに。お店の内外にポスターやチラシを設置し、ご案内もしっかりとさせていただきました。

そんなこんなの3日間。多くの方にお越しいただき、また体験をしていただき、さらには通りすがりにご覧いただき、備前焼を知っていただく大変良い機会になりました。次回は、来年の3月ごろに開催できればと画策中です。その際には是非、浅草・「和陶器 やま𠮷」さんへお越しいただければと思います!


その後、作品は備前へ持ち帰り仕上げをした後に焼成。制作していただいた皆さまのもとへお届けさせていただきました。写真は「和陶器 やま𠮷」さんのインスタグラムより。それでは次回、第2回でお会いしましょう!
オンラインショップ「hozangama lab.+」
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