2022/03/06 01:07

宝山窯では、備前焼の魅力をより多くの方に体感していただこうと、陶芸体験(作品制作)や公開窯焚きなど、備前焼のあれこれを準備しています。そして、その代表となるのが備前焼制作のろくろ体験。体験には少し不向きかもしれませんが、普段、作品制作を行っている陶房での実施となるので「作家気分」は全開となります。

作品制作では、土を練るところからスタート。菊練りがどんなものなのか、“程よく”挑戦となります。ここでは、備前焼の粘土がどのような場所から採れて、どういった特徴があるのか、さらには「菊練り3年、ろくろ10年、窯焚きは一生。」なんて話を交えながら、備前の土を感じていただきます。

簡単にデモンストレーションをした後は、それぞれ席についていただいて制作を開始。最初は500グラムの粘土をろくろの中心に据えるところからとなりますが、これがなかなか難航します。その後は思い思いの形に。作りたいものに合わせてサポートをさせていただきますので、あんな形も、こんな形も制作可能です。

ろくろ座が窮屈な場合には、思い思いの体勢で制作していただいて結構です。型に捉われていては素晴らしい作品は生まれません。

電動ろくろでの制作だけでなく、陶板を使った板皿や、手びねり(手回しろくろ)での制作もできます。丼鉢や大皿など、大きなサイズをご希望の場合には粘土を増量することも可能。色々とご要望をいただければ、可能な限り対応していきます。

コーヒーカップとドリッパーを作ってみたり…

こだわりのフラワーポット(植木鉢)をアレンジしてみたり…

トカゲ用のシェルターなるものが登場したり… 何でもアリなのです。
挑戦してみたいという方は、こちら(じゃらん公式サイト)から。電話やメール、問い合わせフォームなどからも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

時には、出張で子どもたちを対象とした「ろくろチャレンジ」を実施することもあります。電動ろくろで備前粘土に触れる機会は滅多にないということで、毎回かなりの盛り上がりを見せます。(2019年8月、広島市・イオンモール広島祇園にて)

イベントなどに出張しますので、楽しいアイデアがありましたらご一報ください。(2019年12月、岡山市・岡山ドームにて)


毎年、ゴールデンウィークに一般公開で実施している窯焚きでは、見学だけでなく、体験もしていただけます。5月1日から7日までの公開期間中(毎年同じ期間)は、どなたでも薪くべにチャレンジしていただけますので、スタッフへお声掛けいただければと思います。焚き口の向こうは1000度を超える世界。非日常の世界を味わっていただけるかと思います。

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