2021/07/23 00:12


 7月22日(木)から8月29日(日)までの期間中、備前焼の風鈴が伊部のまちを涼やかに演出します!
 今回は、イベントに参加している店舗や、それにまつわるあれこれを紹介してまいりますが、ここで登場するのはごく一部。伊部のまちには隠された風鈴がまだまだたくさんありますので、脇道にそれてみたり、お店の中へ入ってみたりして、探してみてください。まち歩きがきっと楽しくなるはずです!


 「備前焼風鈴まつり」は、2016年に、備前焼の中心地である備前市伊部地区の住民有志らでつくる「いんべ100万人プロジェクト委員会」が、季節感のあるイベントで備前焼をPRしようと開催したことに始まり、現在では、備前焼ギャラリー・喫茶 里房の山本 絵里子さんを中心とする「夏涼備前焼風鈴の会」が、イベントを継承しています。

 宝山窯の斜め向かい隣りにある備前焼ギャラリー・喫茶 里房さん。飾られている風鈴は、本体に透かしがあったり、ユニークなデザインのものがあったりと音だけでなく、風鈴を見て楽しむこともできます。店内では喫茶・ランチも満喫できますので、散策で一息つきたい時には是非!


 左隣 一陽窯さんの風鈴は、舌(内側にぶら下がっている小片)がリング状になっており、シンプルながらもかっこいい仕上がりとなっています。公式Twitterでは、焼き物屋ならではのささやかな日常を呟いていらっしゃいますので、こちらもチェックしてみてください!


 二軒右隣の黄薇堂さんの風鈴。小ぶりな本体と夏らしい短冊がマッチしています。公式サイトからは作品の購入や登り窯見学の予約もできます。現地での説明は英語でも対応されていますので、海外のお友達と一緒に、という方にはおすすめの窯元さんです。

 駅前通りに店舗を構える桃蹊堂さんの風鈴は、軒先のかなり風通しの良い位置に吊るされているので、夏の風を一身に受けて軽やかな音を奏でています。木村 英昭さんがいらっしゃるときには、英語、スペイン語での対応が可能に。ご希望の方は訪問の前にご確認を!


 宝山窯から目の前の道(旧山陽道)を東へ。左3軒先にある備前焼の店 和泉さんの風鈴は、見逃してしまいそうですが、心地よい音色を頼りに辿ってみると発見することができます。お隣の備前焼 陶吉さんでは、お店の中に風鈴を展示されており、公式サイトでは、オンラインショップ、土ひねり体験、地域情報とさまざまな情報をご覧いただくことができます。


 今度は、旧山陽道を西へ。川沿いまで進むと登場する茅葺きギャラリー陽山居さんの風鈴は、細部までこだわりの感じられるオシャレな仕様です。写真は公式Facebookより。Instagramも駆使して情報発信をされています。不老川のほとりにある茅葺き屋根のギャラリーでは、最高のロケーションで備前焼に触れることができます。


 日本の夏の風物詩である風鈴。暑い夏に涼しげな音で私たちを愉しませてくれるだけでなく、古くから、強い風が運ぶ流行病や悪霊を祓う邪気除けとして軒先などに吊るされてきました。新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される今、宝山窯では、これだけ吊るせば万全という神懸かった対策で、皆さまのお越しをお待ちしております。


 陶芸体験にやってきたお客さんも、お店の軒先に吊るされた風鈴を見て、作ってみたいとチャレンジ。焼き上がりが楽しみな逸品となりました。宝山窯では、電動ろくろを使った陶芸体験も受け入れていますので、興味のある方はこちらより。サービス満載で対応させていただきます!


 オンラインショップにも風鈴を追加しましたので、こちらも是非ご覧ください!暑い日が続きそうなこの夏、備前焼の風鈴で「涼」を演出してみてはいかがでしょうか?



オンラインショップ「hozangama lab.+」

Facebook「備前焼窯元宝山窯 Bizen Pottery Hozangama」